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宮崎の宅老所・デイサービス 祐真福祉開発(株)

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介護職員冥利に尽きる出来事

前回の記事で「春が来た!」と書きましたが、今日はお天気は良かったものの、少し肌寒い日になってしまいました。

それでも、利用者さんは元気にデイサービスに来てくださいました。

デイサービスを金曜日だけ御利用の利用者さんがいらっしゃるのですが、この方は要介護5でデイにいらしゃっても入浴した後臥床されて一日を過ごされます。

食事もPEGなので摂られる事はありません。

デイサービス陽のあたる場所の御近所に祝子歯科と言う歯医者さんがあるのですが、週に一度その利用者さんに口腔マッサージをされる為の往診に来てくださいます。

粘り強く、長時間に渡るマッサージをされて、その利用者さんはこの頃発語もされるようになり、意思表示も出来る様になって来ました。

そんな利用者さんがいらっしゃる事を、自分の知り合いの看護師さんに話した所、「コーヒー等をガーゼに湿らせて口に入れてあげてごらん。味覚を刺激する練習になると思うよ。」と言われたので、早速祝子先生に相談してみました。

祝子先生は「大丈夫ですよ」と仰ってくださったので、今日はその利用者さんにコーヒーではなく(コーヒーは嫌いと仰ったので)レモンティを作ってガーゼに湿らせ、施設の看護師さん指導の下に行いました。

結局、看護師さんに全部してもらったのですが、利用者さんはレモンティを口にし、何度もゴクンと飲み込まれました。何年かぶりに口にする飲み物の味は如何程のものだったでしょう。

「父ちゃん、甘いか?」奥様が声を掛けると、コクンと頷かれ、涙を浮かべられました。

利用者さんの奥様も本日デイサービスを御利用だったので、近くで見ていらっしゃって感激されてました。
その嬉しそうなお顔を拝見していると、こちらも感激して涙が出そうでした。(ちょっと出ました。)

こう言う時こそ「介護職員をやってて良かったなぁ」と思い、介護職員冥利に尽きる出来事でした。

祝子先生にも本当に感謝の気持でいっぱいです!

これからもその利用者さんには、デイサービスご利用日に「味覚の練習」を行って行きたいと思ってます。そして、いつの日にか自分の口で食べる事が出来る様になって頂きたいと心から願ってます。

「小さな一歩」かも知れないけど、御本人にしたら「大きな一歩」だったと思います。


それでは、また次回お会いしましょう!



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