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宮崎の宅老所・デイサービス 祐真福祉開発(株)

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優しい絆

今日は4月11日金曜日。自宅から通所のM・Tさんがデイサービス陽のあたる場所にいらっしゃる日でした。週に1度のご利用ですが、ご本人にとっては凄く大事な時間なのではと感じています。

それは、旦那様のT・Tさんが宅老所ふくろうの郷にいらっしゃって、金曜日はご夫婦揃ってのご利用日となるからです。

T・Tさんは医療依存度の高い利用者さんですが、入浴したりベッドで横になりながらも音楽を聴かれたりと(こちらの都合で申し訳ありませんが、同じく休憩室で横になられるK・Fさんに合わせて主にクラッシックを流しています。)過ごされます。

M・Tさんは面倒見の良い方で、しっかりと自立されている方なので、時々お漬物や煮物などを差し入れしてくださる事があります。利用者さんも職員も有難く頂いていますが、本当に美味しいです!

そのM・Tさんが旦那様とお会いする日が金曜日のデイサービス陽のあたる場所のご利用日となります。他の曜日にご家族と面会に来られる事もありますが・・・。

「父ちゃん、どんげね~。」と優しく旦那様に声を掛けられ、旦那様もいつも待ち侘びておられるのでしょう。目に涙を浮かべられながらも満面の笑みを浮かべられながら奥様を見つめます。

その様子を伺っていると、前回の記事でご紹介したM・Jさん、K・Jさんご夫婦と同じく、ずっと一緒にいる時間が続きます様にと祈ってしまいます。

そして、少しでも居心地の良い、お二人が出会える場所として環境を整えておかねばと言う気持ちに駆り立てられます。

ご夫婦の絆は、本当に優しく、それでいてしっかりとした絆で結ばれていらっしゃると思うと、私達職員がその生活を守っているのだと、守って行かねばならないのだと言う思いに身が引き締まる気持ちがします。

送迎時に、奥様のM・Tさんは旦那様等の事を沢山お話しくださいます。

そして、そのお話を聞いて、どれだけこのご夫婦が地域や他の方々に対して優しく尽くして来られたかが分かり、その優しいご夫婦を、これからの時期は暖かい穏やかな季節となりますので、何とかお二人で散歩等(勿論、職員の見守りが付きますが・・・。)出来る様になれればと祈って止みません。

素敵な優しい絆で結ばれているお二人を、これからもお世話して行く事が出来ればと思っています。


それでは、また次回お会いしましょう!

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手に手を取って・・・。

毎週木曜日にケアホーム永楽さんから通所されているM・JさんとK・Jさん。

お二人はご夫婦で、旦那様のM・Jさんは月曜日もデイサービス陽のあたる場所をご利用になっていらっしゃいます。

奥様のK・Jさんは、ラジオを聴いたり歌を歌われる事が好きです。昼食やおやつ、飲み物を飲まれる時等は介助が入ります。排泄も介助が入ります。

そんな奥様に、普段は少し気難しくて頑固な所もあるM・Jさんはとても優しくされています。
時折、奥様に対して怒鳴る事もありますが、優しい目で奥様を見つめられています。

私は送迎車でよくこのご夫婦を送り迎えするのですが、後部座席に座っていらっしゃるお二人は、ずっと手を握っていらっしゃいます。

その光景をバックミラーで見ながら、とても微笑ましく感じ、ずっと一緒にいらっしゃる事が今後も続きます様に。と心の中でひっそりと祈ってしまいます。

M・Jさんは、月曜日にお一人で来られた際、または奥様と木曜日に来られても、奥様が眠っていらっしゃる午後の少しの時間に、私達職員と散歩に行く事があります。

散歩されると凄く喜ばれ、前述した様に少し気難しく頑固な所もある方ですが、凄く穏やかな表情をされ、いろんなお話をしてくださいます。

M・Jさんも散歩に外出の際は車椅子で行きます。足の運びが思わしくなく、独歩は難しいのです。ですから、車椅子になってしまうのですが、何とかM・Jさんが奥様を載せた車椅子を押して、二人ご一緒に散歩して、大淀川河畔の爽やかな風を満喫して貰いたいと願っていますが、現状は厳しい状態にあるのかも知れません。

それでも、お二人手に手を取って後部座席で送迎中に乗っていらっしゃる姿を見ると、どう言う形であれ、お二人を一緒に散歩させてあげたい。と言う思いは強くなる一方です。

そんな思いを胸に秘めながら、本日木曜日、朝夕のお二人の送迎を行った次第でした。


それでは、また次回お会いしましょう!

ゆっくりと、ゆっくりと。

今日はケアホーム永楽さんからデイサービス陽のあたる場所に通所されているM・Jさんがいらっしゃいました。

午前中良いお天気だったのですが、少し肌寒く感じて今日はどうしようかなぁ~と考えていた所、宅老所ふくろうの郷から通所されているK・Fさんが「今日は昼から曇るど~。ちっとは温きなっちゃねえか~。」との「お知らせ」がありました。

元漁師のK・Fさん、いつも天気を当ててくれる方で、信頼度高い「お知らせ」にはいつも注目しています(笑)

案の定、昼から薄曇りの天気となり、気温も上がって来ました。

「この人は超能力者か!」と思う程にピッタリと予報が当たり、流石は元漁師と思いながらK・Fさんと冗談を言ったりしていました。


昼食が終わりゆっくりした後、これは丁度良い加減の散歩日和ではないかと思い、ケアホーム永楽さんから通所されているM・Jさんに「散歩に行きましょうか?」とお誘いした所、快諾されたので行く事にしました。

「他に散歩に行きたい人~!」と声掛けをすると、天気を当てたK・Fさんはカラオケに夢中で、宅老所ふくろうの郷から通所されているH・Nさんが「私も行きたい」と言ってくださいました。

デイサービス陽のあたる場所から、およそ1kmも無い所に大淀川の河川敷があります。そこまで普通なら2~3分で到着するのでしょうが、車椅子で出発のM・Jさんと徒歩ですがゆっくりしか歩かないH・Nさんの二人を連れてでは、10分以上掛かります。

それでも春の陽気に満ちた外は、花々が咲き誇り、アゲハ蝶等が飛び廻り、ホッとする様な情景に満ち溢れています。

ゆっくりと、ゆっくりと歩きながら大淀川河川敷に到着すると、普段は仏頂面と言えば失礼ですが、余り笑わず話もしないお二人が笑いながら饒舌にいろんな話をしてくださいました。

風がとても爽やかで、二人の心も爽やかな風に癒されたのかも知れませんね(笑)




※大淀川の情景を楽しまれるお二人です。気のせいか表情が穏やかに見えました。




※お二人の後ろ姿。何だかほんわかとした雰囲気が出ていませんか?(笑)


約30分程の散歩でしたが、ゆっくりと、ゆっくりと優しい時間が過ぎて行きました。

その間、H・Nさんは大淀川河畔で魚釣りをしている人達を見て、息子さんが魚釣りが大好きで、イシダイやイシガキダイ等を釣って来て自宅の近くにある魚屋さんで捌いて貰ってみんなで食べて美味しかったと笑顔で話してくれました。

四葉のクローバーを探したり、豆笛を探したりしながら、楽しい時間を過ごしましたが、ドラマの様にそう易々とは四葉のクローバーは見つからないものですね(笑)

M・Jさんは散歩中穏やかに笑顔を見せていましたが、帰りの送迎車の中で「今日は楽しかったなぁ~。風がホントに気持ち良かったよ。」と嬉しそうに話してくださいました。

これからまだまだ暖かくなるので、他の利用者さん達もそうですが、散歩に出掛けて「小さな自然」を味わって貰いたいと思っています。それが少しずつでも「心の癒し」となり、楽しんで頂ける事に繋がれば、これに勝るものは無いかも知れませんね。

そして極日常の当たり前の風景が、見方によってはどんな宝石よりも貴重なものに見えるかも知れないと感じ、そんな風に感じさせてくれたお二人と大淀川河川敷の花々や自然に対して感謝の気持ちで一杯です。

どんなに工夫し考え抜いたレクリエーションを行っても、時には単純に散歩をする事の方がとても素晴らしいレクリエーションに成り得るのだと改めて考えさせられました。

そして私自身も凄く優しい気持ちになっていた事に気付く事が出来て、本当は自分自身が一番癒されたのでは無いか?と正直な所思う次第です(笑)

ゆっくりと、ゆっくりと・・・。優しい時間が過ぎて行った午後でした。


それでは、また次回お会いしましょう!


花より団子?花見イベント!

3月も終わり、春本番の4月1日となりました。

いよいよ平成26年度のスタートで、消費税も5%から8%に増税され、今年度も波乱の年度となりそうです。世間一般の生活にとっても、私達福祉関係にとっても、変革の年度になるやかも知れませんね。

と、まぁ難しいお話は置いておくとして、今は桜が美しいその姿を「これでもか!」と言うくらいに主張する季節となりました。

暖かな陽気となった今日は、デイサービス陽のあたる場所も「お花見イベント」を開催し、宮崎県総合文化公園に行き、桜の美しさを堪能して来ました。



※少し葉桜も見えますが、満開の桜も多く綺麗でした。




※駐車場近くのベンチが空いていたので、其処を拠点としてに陣取ります。日頃の行いが良いせいでしょうか?(笑)




※桜を見ながら散歩を楽しんでいます。今日が休日の職員Kさんが応援に来てくれました。




※哀愁漂う男性が二人?桜を見て楽しんでいるでしょうか?(笑)




※桜を堪能した後、美術館へ見学に行きました。元芸術家Fさんの眼差しが・・・。




※桜を堪能し、美術館を見学した後、一息入れています。(おやつタイム)




※やっぱり花より団子なのかなぁ~(笑)それともいい感じにカップル誕生か?


平日の午後と言うのに、春休みと言う事もあったせいでしょうか。想像よりも人が多かった文化公園でした。また、他の施設の方々も日和が良かったせいか何組も来ていらっしゃいました。

春風に桜の花びらが舞う午後のひと時、ゆっくりとお茶を飲みながら優しい時間が過ぎて行きました。

今日は大坪の宅老所からも職員さんが応援に駆け付けてくれて、安心して楽しめる時間となりました。利用者さんも普段よりイキイキとした笑顔を見せて下さり、またイベントを企画してみたいなぁと思える様な楽しいイベントとなりました。

楽しい笑顔を見せて下さった利用者さん達に、準備や送迎等尽力してくださった職員さん達に、そして美しく咲き誇っていた桜の花達に感謝です。


大坪の宅老所と言えば、祐真福祉開発(株)の2軒目の宅老所としてこの度開設された事は以前の記事で書きましたが、施設の名前が決まりました。

大坪「こころの郷」と言うネーミングでスタートします。



※看板等はまだ出来ていませんが、外観を撮影してみました。「こころの郷」の玄関口です。


まだ看板等は出来ていませんが、入居する予定の利用者さんも少しずつお話が出ていると言う事で、順調なスタートと言えると思います。

心が癒される、心が安らぐ施設として、心を込めて介護・看護に従事する職員さん達ばかりです。これからが楽しみな施設となって行く事を願っています。

デイサービス「陽のあたる場所」、宅老所「ふくろうの郷」同様に宅老所「こころの郷」もよろしくお願い致します。



それでは、また次回お会いしましょう!


春のうらら~の・・・。

今日は一日穏やかで暖かい日になりました。

「春眠暁を覚えず」春になると何だかふわぁ~とした感じで眠くなって来ますね。

デイサービス陽のあたる場所の利用者さんも、今日は何だか一日ウトウトされている方が多かったです。

毎週金曜日にケアホーム永楽さんから通所されるTさんも、そんな中の一人でした。

と言うより、以前から一日中ウトウトとされている事が多く、声掛けを頻繁に行うのですが、トイレに行く時以外は反応が余りありません。心配しながらも様子を伺うのですが、食事もおやつもしっかりと食べられます。

そんなTさんが凄く喜んでくださる事が有ります。それは「お風呂」!

以前に大腿部骨折で入院されていたので、陽のあたる場所では民家のお風呂と構造が全く同じで今まで中々浴槽に浸かる事が出来ませんでした。

足浴しながらのシャワー浴が精一杯で、体を、特に足を持ち上げようとすると痛がっていらっしゃいました。

それでも、いつも「気持ちいいねぇ~」と笑顔で喜んでくださるので、何とか浴槽に入ってもっと気持ちよくなって貰いたいと、今日は看護師さんと私と二人で浴槽にTさんを抱き上げ、入れてみる事に挑戦しました。

上半身を私が、下半身を看護師さんがそっと抱き上げ様子を見ますと、痛いとの訴えがありません。

そこで、そのまま浴槽の中に入って頂きました。

あったかいお湯に浸かってTさんは満面の笑顔を見せてくださって「やっぱりお風呂は気持ちいいねぇ~」と喜んでくださいました。

些細な事かも知れませんが、そんな笑顔を見せて頂けると、介護の仕事に就いて良かったなぁと思います。

十分にお湯に浸かってあったまったTさんは、午後からはやっぱりウトウトとされていましたが、何だか一歩前進した様な充実感を覚えました。

これからは、十分に入浴を楽しんで頂ける事だろうと思います。

春のうららの隅田川ではないけれど、大淀川の流れを何に例とうべきと歌いたくなる様な、暖かな一日の出来事でした。


それでは、また次回お会いしましょう!






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