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宮崎の宅老所・デイサービス 祐真福祉開発(株)

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昼下がりのティータイム

最近お天気が良く暖かい日が続きますね。

今日もデイサービス陽のあたる場所では、ゆっくりと静かに時間が流れて行きます。

昼食を終えて、少し利用者さん達が休憩をされたりテレビを見ていらっしゃった時に、今日の午後のおやつの時間はいつもと変わった趣向をしてみたいなぁと宅老所ふくろうの郷の施設長でもあるT・Sさんとお話していました。

デイサービス陽のあたる場所には玄関前に駐車スペースがあります。

そこに花壇等もあるのですが、折角植えた花々が育って来ているのに鑑賞しないのは勿体無いと言う事で、今日は花壇の前に机と椅子を置き、外でのティータイムとしました。



         
※花壇前でのティータイムです。皆さんゆっくりとお茶を楽しまれています。




     
※職員さん達も喜ばれる利用者さんの姿に満足気でした。



話が弾んで大騒ぎする事も無く、皆さん其々にティータイムを楽しんでいらっしゃったご様子です。最初は面白くないのかな?と不安になりましたが、皆さん口を揃えて「外でお茶して良かった~」と笑顔で仰ってくださいました。

お茶を飲んでおやつを食べた後に、皆さん花壇の花を観賞されたりしながら「綺麗やね~」と仰ったり、中には日頃の花のお世話の仕方をレクチャーしてくださる方もいらっしゃいました。

日和の良い日の昼下がり、何気無くお茶を飲む事も少し外に出るだけで気分が違うのだと思います。皆さん穏やかな表情が尚更豊かな笑顔となり、ゆっくりと静かに進む時間の中に少しだけアクセントが入った様な感じでした。

これからも天気や利用者さん達の体調を見ながら、外で昼下がりのティータイムを「プチイベント」みたいな形で楽しんで頂きたいと思います。


それでは、また次回お会いしましょう!



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晴れた日にはドライブなど・・・

今日は凄く良いお天気でしたね!

デイサービス陽のあたる場所に宅老所ふくろうの郷から通所されているH・Nさんと言う方がいらっしゃいます。その方は旦那様が入院されており、寂しさからか不穏になる事が多々あります。

今日も朝は笑顔で機嫌が良かったのですが、昼食前位から表情が硬くなり、不穏になって来ました。声掛け行いながら楽しい話や普段H・Kさんが興味を持っている話などをしますが中々心を開いてくれません。

そして、昼食後に一旦宅老所ふくろうの郷へ戻ってしまいました。自分の不甲斐無さを痛感しながらも、旦那様を一人待つH・Kさんが不憫でなりません。

ところが、一旦は宅老所ふくろうの郷へ戻ったH・Kさんが、またデイサービス陽のあたる場所に戻って来ました。付き添いで送迎した職員さんが説得してくれたのかも知れません。


ここはチャンスとばかりに話し掛け「良いお天気だからドライブ行こうよ~」と言うと「行く」とお返事が返って来たので、もうお一人宅老所ふくろうの郷からデイサービス陽のあたる場所へ通所されているK・Fさんと一緒に私と3人で近隣にある天神山公園へ行く事になりました。




※天神山公園は桜の綺麗な所です。時期が終わっていて葉桜になってました。






※新緑萌える景色を楽しみながら、ベンチでくつろぐお二人の姿です。





※春の桜はもう既に終わっており、青々と新緑が綺麗です。


桜の季節はもう終わっていますが、新緑萌える活き活きとした景色は、また違った風情があり美しさを感じました。春の日差しを浴び、暖かく爽やかな風を楽しみながら、お二人の表情も穏やかで笑顔さえ出て来ました。

40分~小1時間程度の僅かなドライブでしたが、中々外に出ても遠くに行けないお二人にとっては、ほんのちょっぴりの「遠出」を楽しんで頂けたみたいです。

いきなりのドライブだったのでお二人だけしか連れて行けませんでしたが、次回はもう少し計画性を持ってみんなで楽しくドライブしながら利用者さん達の笑顔を沢山見てみたいと思います。


それでは、また次回お会いしましょう!





実験!体験!オムツ・パッド

今回は、普段私達介護職員が利用者さんに使用している紙オムツと尿取りパッドを実際に使用してみて出来るだけ利用者さんの気持ちに近づこうと言う実験・体験を行いました。

宅老所ふくろうの郷にいらっしゃるH・Kさんにお願いをして、紙オムツと尿取りパッドを1枚ずつ頂きました。H・Kさんは快諾されて「おしっこたっぷりしてみてん。たまらんどぉ~。」とニヤニヤしながら私を脅します(笑)

H・Kさんに感謝とお礼を述べて、仕事が終わって自宅で一晩の挑戦です!





※これが紙オムツです。テープ止めと呼ばれるタイプです。




※これが尿取りパッドです。




※テープ止め紙オムツを開いた様子です。
  腰に巻き付けマジックテープでフンドシを付ける様にして装着します。





※尿取りパッドを開いた様子です。
 



※尿取りパッドでを取り付け、テープ止め紙オムツを装着した姿です。
  とても他人にはリアルで見られたくない姿になっております



装着した感触は・・・。

     「気持ち悪っ!」

っと言うのが最初の感想でした。

特に尿取りパッドのウザイ事と言ったら・・・形容し難いくらいの感触です。また、股の部分が膨らんでしまうので、太腿に当り擦れる感じが・・・これは肌の弱い人ならすぐに肌荒れしてしまいそうな感じです。

あくまでも、立位(立っている状態)での感触です。

これにシャツを着て、ジャージを履いて今晩一晩寝るのかと思うと、少し後悔している自分がいました。然し、利用者さんの気持ちを理解する為には、そんな事は言っていられません。

このままベッドで横になり就寝してみました。

一晩だけの体験ですが、中々下半身の違和感から解放されずに寝付く事が出来ず、殆ど眠れていない状態で朝を迎えました。

尿はそのまましてもベッドは汚れないと知っていながらも中々する事が出来ません。

これで便とかが出たとしたら・・・。

あんまり考えたくないですが、実際利用者さんの中にはそうやって毎日の暮らしを送っている方もいらっしゃるのです。

今の時期ですからそこまでの違和感で済んだと思いますが、これから夏に掛けて暑くなると蒸れる事も考慮に入れておかなければなりません。

それでも、動けず自分でトイレに行けない利用者さんには、紙オムツや尿取りパッドは必要な物です。それだけに私達介護を行なう職員にとっては利用者さんの気持ちを理解する為にも必要な経験ではないかと思いました。

そして、出来るだけ不快な思いをしない様に尿や便については早目に交換等の手段を行う為にも気を配って行かなければならないと感じました。


今日私は私用にてお休みを頂いていたのですが、用事のついでに少しデイサービス陽のあたる場所に顔を出しました。

紙オムツと尿取りパッドをくださったH・Kさんにお会いし「どんげじゃった?きつかったやろ~。」と言われたので「大変でした。感触悪くて眠れないし、尿も出ないしで・・・。」とお返事したところ「たまらんどぉ~。慣れるまではね~。」と仰いました。

慣れてしまえばそうなのかも知れませんが、最初はきつかったと思います。そんな利用者さんの思いを少しでも理解出来たのかも?と思うと、何だか親近感みたいなものが出て来て、今まで以上に真心を込めてお世話して行かないと・・・と思う次第でした。


今回はとても貴重な体験をさせて頂いたとH・Kさんに深く感謝しています。


まだまだ介護用品は沢山有ります。これからも出来るだけ実験・体験を通じて、利用者さんの苦悩や思いを少しでも理解出来、その思いに答える為にはどうすれば良いのかを模索する事が出来る様になって行ければと思います。


それでは、また次回お会いしましょう!










優しい絆

今日は4月11日金曜日。自宅から通所のM・Tさんがデイサービス陽のあたる場所にいらっしゃる日でした。週に1度のご利用ですが、ご本人にとっては凄く大事な時間なのではと感じています。

それは、旦那様のT・Tさんが宅老所ふくろうの郷にいらっしゃって、金曜日はご夫婦揃ってのご利用日となるからです。

T・Tさんは医療依存度の高い利用者さんですが、入浴したりベッドで横になりながらも音楽を聴かれたりと(こちらの都合で申し訳ありませんが、同じく休憩室で横になられるK・Fさんに合わせて主にクラッシックを流しています。)過ごされます。

M・Tさんは面倒見の良い方で、しっかりと自立されている方なので、時々お漬物や煮物などを差し入れしてくださる事があります。利用者さんも職員も有難く頂いていますが、本当に美味しいです!

そのM・Tさんが旦那様とお会いする日が金曜日のデイサービス陽のあたる場所のご利用日となります。他の曜日にご家族と面会に来られる事もありますが・・・。

「父ちゃん、どんげね~。」と優しく旦那様に声を掛けられ、旦那様もいつも待ち侘びておられるのでしょう。目に涙を浮かべられながらも満面の笑みを浮かべられながら奥様を見つめます。

その様子を伺っていると、前回の記事でご紹介したM・Jさん、K・Jさんご夫婦と同じく、ずっと一緒にいる時間が続きます様にと祈ってしまいます。

そして、少しでも居心地の良い、お二人が出会える場所として環境を整えておかねばと言う気持ちに駆り立てられます。

ご夫婦の絆は、本当に優しく、それでいてしっかりとした絆で結ばれていらっしゃると思うと、私達職員がその生活を守っているのだと、守って行かねばならないのだと言う思いに身が引き締まる気持ちがします。

送迎時に、奥様のM・Tさんは旦那様等の事を沢山お話しくださいます。

そして、そのお話を聞いて、どれだけこのご夫婦が地域や他の方々に対して優しく尽くして来られたかが分かり、その優しいご夫婦を、これからの時期は暖かい穏やかな季節となりますので、何とかお二人で散歩等(勿論、職員の見守りが付きますが・・・。)出来る様になれればと祈って止みません。

素敵な優しい絆で結ばれているお二人を、これからもお世話して行く事が出来ればと思っています。


それでは、また次回お会いしましょう!

手に手を取って・・・。

毎週木曜日にケアホーム永楽さんから通所されているM・JさんとK・Jさん。

お二人はご夫婦で、旦那様のM・Jさんは月曜日もデイサービス陽のあたる場所をご利用になっていらっしゃいます。

奥様のK・Jさんは、ラジオを聴いたり歌を歌われる事が好きです。昼食やおやつ、飲み物を飲まれる時等は介助が入ります。排泄も介助が入ります。

そんな奥様に、普段は少し気難しくて頑固な所もあるM・Jさんはとても優しくされています。
時折、奥様に対して怒鳴る事もありますが、優しい目で奥様を見つめられています。

私は送迎車でよくこのご夫婦を送り迎えするのですが、後部座席に座っていらっしゃるお二人は、ずっと手を握っていらっしゃいます。

その光景をバックミラーで見ながら、とても微笑ましく感じ、ずっと一緒にいらっしゃる事が今後も続きます様に。と心の中でひっそりと祈ってしまいます。

M・Jさんは、月曜日にお一人で来られた際、または奥様と木曜日に来られても、奥様が眠っていらっしゃる午後の少しの時間に、私達職員と散歩に行く事があります。

散歩されると凄く喜ばれ、前述した様に少し気難しく頑固な所もある方ですが、凄く穏やかな表情をされ、いろんなお話をしてくださいます。

M・Jさんも散歩に外出の際は車椅子で行きます。足の運びが思わしくなく、独歩は難しいのです。ですから、車椅子になってしまうのですが、何とかM・Jさんが奥様を載せた車椅子を押して、二人ご一緒に散歩して、大淀川河畔の爽やかな風を満喫して貰いたいと願っていますが、現状は厳しい状態にあるのかも知れません。

それでも、お二人手に手を取って後部座席で送迎中に乗っていらっしゃる姿を見ると、どう言う形であれ、お二人を一緒に散歩させてあげたい。と言う思いは強くなる一方です。

そんな思いを胸に秘めながら、本日木曜日、朝夕のお二人の送迎を行った次第でした。


それでは、また次回お会いしましょう!

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